物流企業としての価値を発信
お客様の目に留まるHPへ
多くの港で取扱量が減りつつある時代の中で「お客様にとって価値ある物流企業であり続けたい」と私たちは考えています。しかし、過去にあったHPは単なる会社紹介で終わっており、お客様との接点としてあまり機能していないと感じていました。そんな中参加した企業同士での勉強会で森岡代表と知り合い、お客様に価値を感じていただけるようなHPにしたいという思いに共感してもらえたことで、5年前にリニューアルを依頼しました。
コンテンツの提案はお任せ
年に1度くらいの頻度で、森岡代表とは直接会って相談しています。といってもこちらから何か要求するわけではなく、お客様にとっての便利さなどについて話す程度にとどめています。そこからの具体的なコンテンツの提案については、基本的に森岡代表にお任せしています。たとえば現在HP上ではアジアの物流について特集を組んでおり、ミャンマーの未開拓市場やモンゴル経済の発展などについて伝えていますが、それも私から情報を提供することで作成してもらいました。
国境と年代、時代の流れを意識
グローバルで親しみやすい内容に
当初は「アクセスや問い合わせをしたいと思うHP」を目標に立てていました。それは既に達成されていると思っています。特に気に入っているコンテンツは、その名の通り90分以内に発送の概算見積りを提出する「90分見積もり」です。これにより大手企業や海外からの問い合わせも増えました。そして現在では「海外からも価値を感じてもらえるようなHP」をめざしています。実は私たちの業界ではグローバルな視点に立てている経営者は少なく「そつのない出来」をめざしたHPが目に付きます。掲載されている英語も、文法に全く乱れがなく生真面目な内容であることが多い。しかし、特にヨーロッパやアジアなどでは若い経営者が増えつつあるため、親しみやすさを重視したHPこそより海外から好まれるのではと考えています。実際に、ミャンマーとモンゴルの特集については進出を考える中小企業から「分かりやすく面白い」と反響があり、香港の方から「加藤さんのHPが一番アクセスしたいと思った」と言っていただいたこともあります。
当社のカラーを伝えるために
情報の主な収集源となりつつあるスマートフォンなどから閲覧しても、企業の意思がストレートに伝わるようなHPが理想です。具体的なイメージはまだ浮かんでいませんが、インパクトがあり、想像力をかき立てるような、クリアな画面を追求したい。それを実現してくれるような新しい提案を「いいHPをつくろう」という熱意を持って今後も続けてもらえればと思います。
(学生通信社 高梨秀之)