お店とともに成長し続けるHPを
森岡代表との出会い
祖父から父へと70年続いてきた呉服屋を手伝い始めたのは、9年前の25歳のとき。当時は料理人になるか家業を継ぐかで迷っていて、なんとなく父の後ろについてお客様の家を回っていました。しかし、ビジネスに関するとある講演会で「本気で仕事をしていますか?なんのために仕事をしているか言えますか?」と問われたことがきっかけで、仕事について本気で考えるようになりました。次第に家業を継ごうという気になり、そこでまずつくろうと思ったのがHPでした。祖父や父のお得意様にはご高齢の方が多く、新規のお客様も持ちたいと感じたのです。そんななか、当店のお客様が通われている美容院『JOY』の村上慶太さんとご縁があって、森岡代表を紹介していただきました。
オリジナリティのあるHPを
当店は着物の生地や小物をお客様と対面しながら販売するスタイルで、最近メジャーとなっているネット販売は行っていません。お客様に着物や浴衣を着ていただく新たな機会をつくりたいと始めた、和装で聞く落語会など独自に行っていることをシンプルにHPで紹介しています。そうすることで、他とは比べられないHPづくりをエムダブさんと目指しています。2007年には、当時流行の兆しが見えていたブログを森岡代表のアドバイスで始めました。今後も、ウェブ業界の最新トレンド情報を加味したアドバイスをいただければと思います。
変化とこれから
お客様と接する上での安心感
HPやリンクしているブログでは、商品を写真とともに簡単に紹介しています。「ネットで見た」とお店に足を運んでくださるお客様も増えました。HPを見てのお問い合わせも週に2、3件受けるようになりました。電話でお問い合わせいただいたお客様に対しても、HPを通じて当店へのアクセスや商品などを分かりやすくお伝えできるので、とても安心感があります。
個人的にも、ビジネスパートナーとしても末永いお付き合いを
新規のお客様が増えてきていますが、自分のなかで今後の当店の方向性について固まりきっておらず、思い悩んでいる状態です。上質な商品を扱っていたいと思う一方で、新規の、若い年代のお客様がお求めになりやすい商品も扱いたい。どちらか一方だけのイメージが先行してしまわないよう、バランスの取れたお店にしたいと考えています。そしてそのお店のイメージが一番端的に表れるのがHP。今後模索を続け、ターゲットとするお客様の着眼点を知ることで、「染織わただ」らしいHPになっていくのではと思います。森岡代表とは同世代で、プライベートでの交流もある間柄。幅広い人脈を持っている森岡代表を通じての、身内だけの個人経営では得られない新たな出会いにも期待しており、そこから今後の経営に対するヒントを得たいと考えています。