患者さんの新たな選択肢になりたい
さまざまな治療法を伝えるために
2001年の当院の開設後、開業コンサルタントに相談するなかで森岡代表を紹介していただきました。そこで「これからは開業医も積極的に情報を発信していく必要がある」とHPの作成を勧められました。特に、病院でのがん治療に行き詰まったいわゆる「がん難民」の方々は、当院が行う「高濃度ビタミンC点滴療法」など特殊な治療法の情報を必要としています。病気に悩む多くの人々の受け入れ先でありたいと考え、HPの作成をお願いしました。
分かりやすくアレンジされた内容
現在HPには、高濃度ビタミンCの抗がん剤としての効果や、ワクチンを投与する免疫療法の研究などについて記載しています。これらはお渡しした資料をもとに、エムダブさんに作成していただきました。グラフや図を多用し、できる限り平易な言葉で説明してもらったことで、とても分かりやすい内容に仕上がったと感じています。今年の始めには、食事療法とサプリメントを用いて体と精神の不調を改善する「栄養療法」についてのページを新たに作成していただきました。描いたコンセプトをまずメールでお伝えし、直接の相談を重ねて完成しました。
安心を与えられるHPへ
多くの相談。遠方からも
四国や九州など、遠方からのお問い合わせや来院があるたびに、「知ってもらえている」という実感が湧きます。HPを通じての相談も月に15人から20人ほど受けており、検査や治療の方法を提案しています。患者さんに事前に納得してから来院してもらえるよう、診察料や治療費は回数などに応じて細かに記載しました。これも、最初にエムダブさんにお伝えした要望を形にしてもらった結果です。
より一般の目を取り入れて
医療に詳しくない人が、全体をさっと見ただけでも理解できるような内容を追求したいです。そのために、閲覧者の感想をもっと取り入れられればと考えています。治療法についての説明で一般の患者さんに伝わりにくいところはないか、もっと詳しく書くべきところはないかと不安に思うこともあります。患者さんが検査や治療についてしっかり理解し、安心して来院できるようなHPをともにつくり上げられればと思います。
(学生通信社 高梨秀之)